■有機料理提供JASについて
有機料理提供JAS(正式名:有機料理を提供する飲食店等の管理方法)
「取扱方法」の規格です
この規格は、2018年に施行された新しいJAS(日本農林規格)で、「オーガニックレストランJAS」などとも言われますが、有機農産物や有機加工食品のJASのような、生産行程及び製品を認証するものではなく、「有機料理を提供する」、「飲食店等の管理方法」を認証する規格です。
もう少し具体的に説明すると 「有機食材を一定割合以上使用した料理」が提供できて、 |
「有機食材」とはおおむね以下の3種類
1. 有機JASマークが表示された食品
2. 日本と同等性のある外国(米国、EU加盟国など)で認証された有機食品
3. 国税庁基準を満たした有機酒類
そして、原材料の重量ベースで有機食材を80%以上(水と食塩を除く)使用した料理を5品以上提供できること(この5品にはアルコールやドリンクも含まれます)、さらに有機料理についての情報を顧客に正しく伝えることのできる運営システムを持っていることが審査の対象となります。
■講習会の受講を推奨します
この有機料理提供JASでは、「運営」、「調理」、「顧客管理」という3種類の担当者を
選任することを定めていますが、有機JASの生産行程管理責任者や格付担当者のように、認証機関による講習会の受講が法律では義務付けられていません。
ですが、以下のリンクより実際の規格や認証の技術的基準を見ていただけばわかるように、有機JAS制度や有機食材についての知識、管理・運営方法や記録書類を適切に作成することなど、前提として理解しておかなければいけないことがありますので、申請する前に認証機関による講習会の受講をお勧めします。
講習会は現在、随時受け付けており、当面はインターネットを利用したオンライン方式で実施していますので、まずはお問い合わせください。
【受講料】11,000円/1人 (その他に個別講習手数料として1回の講習につき11,000円) |
以下、規格、認証の技術的基準、適合の表示の様式についての告示及び農林水産省が作成しているこの規格についてのリンクです。
・ JAS0004 有機料理を提供する飲食店等の管理方法
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_standard/attach/pdf/
index-329.pdf
・ 有機料理を提供する飲食店等の管理方法についての取扱業者の認証の技術的基準
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_standard/attach/pdf/
index-223.pdf
・ 有機料理を提供する飲食店等の管理方法の適合の表示の様式及び表示の方法
https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_standard/attach/pdf/
index-229.pdf